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お客さんからの質問に詰まる

ご来店のお客様が、弊社の若いスタッフにある質問をされました

その質問とは   

「アンネルベッドや東京スプリングが、なんちゃって日本製マットレスを販売していないと、なぜ言い切れるのですか

こう尋ねられ、スタッフは回答に詰まってしまったらしく、私を探したらしいのですが、あいにく私は席を外しており

満足した回答ができないまま、そのお客様は帰られたらしいのですが

私が帰社後、その話をスタッフから聞いた私・・・  今後のためにと、彼に詳しく説明しました

「アンネルや東京スプリングがそれ行うと・・・かえって高くついて、得をしない

両メーカーは現在、国内の資材メーカーからバネもしくは資材を仕入れています

大量に仕入れることを前提に、おそらく年間とか、長期計画で仕入れ価格を交渉して、少しでも安く仕入れる努力をしています

そして、残念ながら両メーカーの売り上げ規模は、有名ブランド数社と比べると小さい

おそらく10分の1~それ以下のはずです

仮に両メーカーが、中国からスプリングパーツを仕入れ、国内工場で組み立てて、なんちゃって日本製マットレスを造ったとします

中国製の粗悪パーツとはいえ、やはりある程度の量を仕入れないと、劇的には安くなりません

ですので、大量に仕入れたとします

そして大手ブランドと比べ、少ない販売マットレスの総量の半分をなんちゃって、残り半分を日本製にしたとします

なんちゃって日本製の半分に関しては、ムチャクチャ儲かりますが、総量の半分となってしまった

日本製の資材の仕入れは半減してしまうので、業者からは安くならず、その分の利益減・・・

こっちで得して、こっちで損する・・・つまりやるだけ損

もしやるなら、後戻りできないのを覚悟で、総量の90%以上を中国製パーツに切り替えることです

・・・・・実際にそれやっているメーカーもある・・・断言はできませんが、状況証拠から見て、黒に近いグレーです


ですから優良ノンブランドのアンネル、東京スプリングにはそれができない・・・仮にやりたくても、できないのです

皮肉にも、有名ブランドメーカーが悪意を持てば、それは可能です

もともと販売総量が多いのです、やろうと思えば2~30%くらいを 「なんちゃって日本製」 残りを日本製にすることも可能です

・・・・・あくまでも 「悪意のメーカー」 が存在したとしたら・・・です

後は組織的に隠ぺいしてしまえば、発覚することはありません

ですから 「ウチは本当に日本製です」 と堂々と謳うことも、厚顔無恥な悪意のメーカーなら、できるでしょう

もう一度言います、悪意を持てば、組織的に隠ぺいすることは可能で、バレる可能性はゼロに近いです

そんなクズメーカーがない・・・事を祈ります


はい  これで若いスタッフも、一つ賢くなりました  もう同じ質問をされても、回答に詰まることは無いでしょう














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のーちん

Author:のーちん
新井家具ベッド館の店長ブログです。
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